多肥上町モデルハウス左官の技法[イタリア磨き]

2020年10月3日（土）にオープンする多肥上町のモデルハウスに行ってきました。

モデルハウスは仕上げの工程に入っています。

そのなかで左官職人さんが現場においてくれていた[イタリア磨き]のサンプル。

このイタリア磨きのサンプルは、左官職人さんいわく

「練習のために、100回近くサンプルを制作しました」と。

大理石のようにピカピカの光沢がありますよね。

塗装とかシートとかではなく、塗りです。

[イタリア磨き]とは左官の技法です。

　調べてみると、

昔イタリア国内では西洋建築に欠かせない大理石が多く産出されていなくて

大理石がとても高価だったので、その大理石に近いように

漆喰をつかって表現したもののようです。

多肥上町のモデルハウスのイタリア磨きの施工方法は、石灰クリームに、顔料を混ぜてコテで3時間くらい塗り、そのあとピカピカに光るまで磨き続けます。

ピカピカに光るまで磨くのは、何で磨くと思いますか？

軍手です！

職人さんに、「軍手で磨くのはどのくらいの時間磨くのですか？」

と聞くと　返ってきた答えは、

「軍手で磨くのは最低でも2時間以上はかかります。」

２時間以上・・・すごいです・・・・。

100回近く練習して、実際のモデルハウス内で本番！

サンプルは見せてもらったけど、実際、モデルハウスのなかでどんな仕上がりになるのでしょう。（ワクワク）

天候によって仕上がりが変わるから、天候をみながら施工してくれました。

いくつもサンプルを作って練習をしてくれる現場で施工してくれる職人さんの

技と努力に心から尊敬します。

現場ではこのことに限らず　職人さんたちの技術が

あちらこちらに詰まっています。

多肥のモデルハウスはそんな職人さんたちの技術が集まってできています。

是非現地で発見してみてください。

M.M

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