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  • 木守-きまもり-

    高松の銘菓、三友堂さんの「木守」をいただきました。

    柿ジャム入り羊羹を麩焼き煎餅で挟み、表面には和三盆糖が塗られており、とても上品な味のお菓子です。

    柿の実は、全部は取らず枝に1個だけ残しておく風習があります。これが「木守り」です。

    今年の収穫への感謝、来年もたくさん実がつくようにと願いを込めて、

    冬に向かって食料が少なくなっていく鳥のために、、、など色々な意味合いがあるようです。

    昔、千利休は楽長次郎(安土桃山時代を代表する陶芸家)に茶碗を7個作らせ、

    6人のお弟子さん達に好きなものを持ち帰るように言ったところ、

    残った1個の茶碗を柿の収穫時に木に1つだけ残される「木守り」の柿に例え、

    その茶碗を「木守り」とし、こよなく愛したそうです。

    その故事にちなみ、「木守」とつけられたのですね。

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    S.K

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